これはApacheに限ったことではないですが、Apache HTTP Server(以下 Apache)をインストールしようとしたときにkilledが返ってきました。
原因を調べます。
まずはdmesg
コマンドでOOM関連のログを確認します。
dmesg | tail
いろんなメッセージが出ていますがポイントはここです。
Out of memory: Killed process 79309 (yum) total-vm:572832kB, anon-rss:506828kB, file-rss:0kB, shmem-rss:0kB, UID:0 pgtables:1132kB oom_score_adj:0
Out of memoryになってます。
解決策はメモリ追加ですが、自社のお試し用VPSサーバですので、スワップ領域の作成で一旦対応しました。物理メモリは追加するのもお金がかかるので。スワップ領域は、物理メモリー (RAM) が不足すると使用される領域です。ストレージ領域を拝借するのでスワップ領域の作成は慎重にする必要があります。通常のエンタープライズ用サーバであればRAMは十分にあると思いますが、お試し用VPSサーバは1Gで、かなり貧弱です。適切なスワップ領域を割り当てていきます。
ファイルシステム上に1GBのスワップ用ファイルを作成します。
sudo fallocate -l 1G /swapfile
/swapfile
の権限を「所有者だけが読み書き可能」に設定します。
sudo chmod 600 /swapfile
/swapfile
をスワップ領域としてフォーマットします。これにより、カーネルがこのファイルをスワップとして認識できるようになります。
sudo mkswap /swapfile
作成したスワップファイルを有効化し、システムで利用可能にします。
sudo swapon /swapfile
スワップファイルの作成が成功したかを確認します。
free -h
事前に確認してなかったので、あれですが、、Swapで1Gができてますね。スワップ領域が作成できました。
sudo yum -y install httpd
Apacheインストールを実行してもkilledにならずに動き出しました。