OSが入っているだけのサーバはコマンドも使えません。馴染みのあるwgetやvimなどももちろん使えず、最初は使いたいモジュールをインストールします。ただ、yumコマンドは使えます。yumはLinuxのRedHat系ディストリビューション(CentOSやFedoraなど)で利用されるパッケージ管理ツールなのでyumを使って必要なモジュールをインストールします。

以下はSpring Bootアプリをデプロイするために最低限必要なモジュールとコマンドです。

・ vimインストール

エディタのvimをインストールします。emacsやnanoなど好みがあると思いますが、最もよく使われているのはvimだと思っていますし、個人的にもvimを使っているので、vimをインストールしていきます。

sudo yum install -y vim

諸々流れて、最終的にComplete!が表示されればOKです。

ちなみにyum の -y オプションは、インストールや更新時の確認プロンプトに自動的に「yes」と応答するためのものです。手動での確認をスキップできるので、コマンドを自動実行しやすくなります。

・ wgetのインストール

ダブルゲットと読んでますが、これはコンテンツをダウンロードするダウンローダーです。

sudo yum -y install wget

・ tarのインストール

gzを解凍するtarをインストールします。

sudo yum -y install tar

諸々流れて、最終的にComplete!が表示されればOKです。

 ・netstatのインストール

netstatはネットワークの接続、ルーティングテーブル、インターフェースの状態などを表示するためのコマンドです。

sudo yum -y install net-tools

諸々流れて、最終的にComplete!が表示されればOKです。

 ・lsofのインストール

プロセスの詳細を表示するためのコマンドです。

sudo yum -y install lsof

個人的にはvim、wget、tar、netstat、lsofがあれば基本的なコマンド操作はできるかなと思っています。